手ぬい糸とミシン糸
用途、目的による使い分けを
文明が発達し、自動的に縫える機械(ミシン)が発明されるまでの間、縫いものはすべて手で行われてきました。 ミシンが発明されてからの縫いものは、手で縫う部分(手縫い)と、ミシンで縫う部分(ミシンがけ)とに分けられ、縫い糸もそれぞれの 目的に合ったものがつくられるようになりました。 手で縫う糸を「手縫糸」、ミシンで縫う糸を「ミシン糸」といいますが、手縫い糸、ミシン糸にもたくさんの種類があります。用途によっては まったく別の名称がつけられ、目的に応じて使い分けられています。
手縫い糸
●手縫い糸でつくるもの
洋裁のまつり、かがり縫い、ボタンつけなどが一般的です。また、和裁やふとんづくり、かざり、しつけ。パッチワーク・キルト、アップリケ、刺し子などの 手芸にも使われます。
| 絹 | 合 繊 | その他 |
|---|---|---|
|
絹手縫糸 絹地縫糸 絹しつけ糸 絹穴糸 絹がざり糸 |
シャッペスパン手縫糸 ファイン手縫糸 ハイスパンボタンつけ糸 |
綿縫糸 麻ボタンつけ糸 |
ミシン糸
●ミシン糸でつくるもの
洋裁の本縫い、ステッチ、ロック、刺しゅうなどに使います。また、袋もの作りなどの手芸の本縫いにも使います。
| 絹 | 合 繊 | その他 |
|---|---|---|
|
絹ミシン糸 絹カラーステッチ 絹ミシン刺しゅう糸 |
シャッペスパンミシン糸 ファインミシン糸 レジロンミシン糸 ジーンズステッチ モノカラーミシン糸 メタリックミシン糸 ハイスパンロックミシン糸 ウーリーロックミシン糸 巻きロックミシン糸 |
綿カタン糸 |
手縫い糸とミシン糸の見分け方
●糸にかかっている<より>の方向をチェック
ミシン糸
(左より)
(左より)
手縫い糸
(右より)
(右より)
手縫糸とミシン糸との原則的な見分け方は、糸にかかっている<より>の方向の違いです。手縫糸は右より(右回りのより)で、ミシンは左より(左回りのより)になっているのが普通です。縫いものをしているうちに縫い糸には自然によりがかかるので、糸のよりが 逆方向ですとよりが戻り、糸が割れて糸切れの原因となることがあります。







このページの上部へ