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Q.手縫糸とミシン糸では何か違いがあるのですか? A.縫いものをするとき、糸の運びによって縫い糸には自然によりがかかるため、 よりが戻って糸割れや糸切れの原因となります。これらを防ぎ、スムーズにきれいに 縫い上げるために、手縫糸とミシン糸は反対方向によりをかけています。 手縫糸は針を時計まわりに使用する(右利きの場合)ので、よりが戻らないように右より(Sより)に。 ミシンに糸をかけるときの糸の運びは、右利きの人の手の動きとは逆方向の左より(Zより)になっています。 そのため、手縫い糸をミシン糸として使うと、よりの戻りが続いて糸割れが起こり、糸が切れやすくなるので 併用は避けましょう。反対にミシン糸は手縫い糸にもお使いいただけますが、 よじれを軽減するために使う際は短かめにカットしてお使い下さい。Q.糸は布地の色と同じ色を選べばいいのでしょうか? また同じ色がない場合や柄物の布の場合はどうすれば? A.色選びには糸の見本帳を使います。添付の糸見本の下には生地をあてて、 もっとも近い色の糸を選びましょう。ぴったりの色がない場合は、濃色の布には少し濃いめの色を、 淡色の布にはやや薄い色を、同系色の糸から選びます。 また、柄物の布の場合は、柄の中でもっとも多く使われている色に合わせるのがおすすめ。 手芸材料を扱うお店に各種見本帳がない場合には、フジックスホームページ (http://www.fujix.co.jp)からご購入いただけます。ミシン糸(左より) 手縫糸(右より)シャッペスパン見本帳 ミシン糸・手縫糸の糸見本と色番号がひと目でわかります。ブックデザイン,わたなべげん,撮影,中島繁樹,スタイリング,田中まき子,規格・編集,株式会社フジックス

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